コードバン素材のランドセルは、ショールームでずば抜けた販売価格で一際目立っていますね。
なぜそんなに高いのだろうか?コードバン素材が高価な理由は「希少性」+「工程の手間」にあります。
コードバンとは?
お馬さんのお尻の皮からなめした革の総称です。
オオカミに噛み付かれても負けない屈強な皮の層からなり、牛革の2倍~4倍の強度を誇る頑丈さと、繊維がち密で硬く光沢がとても美しいという性質を併せ持っている革製品の素材なんです。
「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」とも呼ばれており、独特の光沢感と重厚な質感は見る者を魅了しますね。
とても高価な理由
希少性の高い素材を他の皮革製品とは異なる高度な技術、長期工程を経て初めてコードバン素材は誕生します。
コードバンランドセルの中でも、すべてがコードバン素材になるとその価格は優に10万円は超えてきますが、カブセのみがコードバンの場合などは、10万円を下回る価格で購入することもできますよ!
理由1
馬なら何でも良いわけではなく、自然環境で育った一部の馬のみにしか革製品に適したコードバン層が成長しいため、その希少性は並ではない。
理由2
「高度な技術」「高価な設備」「10ヵ月にも及ぶ長期工程」が必要であり、現在コードバン生成はアメリカのホーウェン社と日本の新喜皮革の世界で2社のみ。
美しさと頑丈さは別次元
入学前の新品状態でとっても美しい光沢と重厚感を感じるコードバンランドセル、乱雑な扱いでキズが付くのが見ていられない!なんて親御さんの気持なんか子供たちには関係ありませんね。
でも心配無用です。コードバンランドセルは、牛革の数倍の強度を持つだけでなく、シミ、汚れ、キズにとても強い硬くて丈夫な素材なんです!
さらに、最初は硬く感じるランドセルも、長期間使用しているうちに少しずつお子さんの体に馴染んでくると同時に、使い込まれたコードバンならではの風合いが出てきます。
デメリットも理解しておく
水に弱い?
牛革製やクラリーノ®製と比較すると間違いなく水には弱いですが、現在では優れた防水加工技術などによって昔ほど水に対して特別に用心する必要はありません。
濡れてしまうとすぐにシミになってしまうので、いち早く拭きとって、自然乾燥させて、専用オイルを塗り込むなんてのは昔のお話なんですね。
重い?
軽量とされるクラリーノ®製と比較しても200g~300g程度重いだけです。教科書一冊分をプラスで背負っている程度ですね。強度を保ったまま軽量化させる技術進歩のおかげですね。
少しでも軽いランドセルを最優先で選ぶのであれば論外ですが、特別重量級というわけではありません。
間違いなく高い
希少だから高いだけでなく、その高価格に見合った機能・品質であることは間違いありません。ただめずらしいから高いだけで品質は二の次なんてことはありません。
手入れした方が良い
ご自身でできる範囲で、乾燥防止オイルなどの定期メンテナンスはしないよりした方が良いのは間違いありません。
自己責任にはなってしまいますが参考までに…。
サイト管理人の息子も縁あってコードバンランドセルを使用していますが、入学前に1週間おきに3回程度、3年生の時に1回だけ専用オイルを塗り込みました。推奨される頻度には到底及びません。サッカー、ミニバスと活発で、雨が降っても傘も持たずに通学するようなやんちゃ坊主ですが、卒業時点でも大きなダメージは見受けられません。風合いのあるカッコいいカバンになっていますよ。
まとめ
コードバン素材のランドセルはほかの素材でできたランドセルよりは間違いなく高価になります。だけど高価なだけではなく、その品質は価格に見合ったものであることは間違いありません。
また「雨に弱い・重い」などのネガティブイメージは昔のお話で、今では技術進歩により特別気になるデメリットにはならないでしょう。
もし、コードバンランドセルの購入を検討しつつも、昔のネガティブイメージで戸惑っているのであれば、そこは難しく考える必要はありません。我が家の息子で実証済みです。
自己責任にはなってしまいますが参考までに…。
サイト管理人の息子も縁あってコードバンランドセルを使用していますが、入学前に1週間おきに3回程度、3年生の時に1回だけ専用オイルを塗り込みました。推奨される頻度には到底及びません。サッカー、ミニバスと活発で、雨が降っても傘も持たずに通学するようなやんちゃ坊主ですが、卒業時点でも大きなダメージは見受けられません。風合いのあるカッコいいカバンになっていますよ。