土屋鞄ヌメ革ランドセル ほぼノーメンテナンスで5年生

ヌメ革ランドセルをノーメンテナンスで使用する

防水加工されていない牛革

抜群の人気を誇りつつも、同じ位に敬遠もされがちな「防水加工されていないランドセル」
その代表格といえば土屋鞄ランドセルの『ヌメ革ランドセル』と『SHAPEシリーズのシェープレザー』といっても過言ではないでしょう。

使えば使い込むほどに牛革特有の経年変化『自分だけの色艶』がその魅力を何倍にもしてくれます。
6年間ほぼ毎日手にし、雨風・紫外線を受け続けるハード使用による経年変化は、大人の休日用お洒落バッグとは比較にもなりません。

【2022年4月入学】No.53 ヌメ革 キャメル

ヌメ革 キャメル

【2022年4月入学】No.54 SHAPE サーブルベージュ

SHAPE サーブルベージュ

【2022年4月入学】No.55 SHAPE シアーブラック

SHAPE シアーブラック

購入するのは困難か?

決して困難ではありませんが、一般的なランドセルに比べて「予約の打切りが早い傾向にある」ことは間違いありません。

数量的に他ランドセル以上に注文が殺到するという理由ではなく、熟練職人による繊細な技術を要する製造過程、通常の牛革ランドセルの2倍近い価格になってしまうなどの理由により、そもそもの製造量自体が少量予定されていることが原因であると考えられます。

一昔前は大変だった

当編集部員が2017(平成29)年4月入学時「ヌメ革ランドセル」の購入を検討した際に、数年前は予約受付後2~3日で受付を終了したとの情報を耳にしたと記憶しているそうです。
そんなことで購入できないのではたまったものではないと、WEB予約開始当日、開始時刻に合わせて公式サイトを訪問しても、集中的なアクセスによるサーバー負荷が原因でまともにアクセスできなかったようです。

予約手続きが途中まで進んでもシャットアウトされるなどが連発し、決済用クレジットカード情報入力もまともに完了できないので、決済方法を代金引換にして注文完了画面へたどり着くことを祈りながらの数時間にも及ぶ格闘の末に、なんとか予約完了画面まで進むことができたとのこと。

その結果、数日後念のために注文履歴を確認すると、なんとヌメ革ランドセル【3個】お買い上げになっており、慌ててキャンセル連絡の上で何らトラブルなくキャンセルを承諾頂けた経緯があります。

現在は・・・。

WEBサーバーの過剰負荷によるアクセスエラーは大幅に改善されているとともに、予約開始の直後から数日内で「予約受付終了」となるモデルはないので安心できる状態にあるようです。

そうはいっても、どうしても手に入れたいランドセルが決まっているのであれば、早め早めの確保を考えるのは皆さん一緒だと思いますので、のんびりとした注文は中々難しいですよね。

問題は頻繁なメンテナンス

正直なところ、そのメンテナンス性の高さ故に決して小学生のお子様向けとはいえず、その作業はほぼ保護者負担になることは間違いありません。

土屋鞄ランドセルの推奨するメンテナンスをしっかり遂行するとなれば、それこそ6年間で数百回にも及ぶ作業回数になります。

  1. 防水スプレー:2~3回/1ヶ月(梅雨時は1週間/回)
  2. 保湿クリーム:1~2ヶ月/回
  3. 雨天の乾拭き:∞(雨に濡れる都度)

防水スプレー、保湿クリーム共に目玉が飛び出るほど高価なものではなく、費用としてはほとんど負担になることは少ないと思われます。

土屋鞄ランドセル公式サイトでも【ヌメ革メンテナンスキット】として購入できますが、比較的高価格帯ブランドである点、スプレーとクリームの減り具合が異なる点を考慮すれば、初回はランドセルと合わせて公式サイトで購入するにせよ、先々にはそれぞれ単品で購入するのが現実的です。

ノーメンテナンスで5年生

当サイト編集部のお子さんも「土屋鞄のヌメ革ランドセル」を使用しており、2022年4月に5年生になりました。
持ち主の少年は雨天時に傘も持たずに通学してしまうような元気モリモリな男の子、それでも ほぼノーメンテナンスで5年生 になっていますが、特段目立った劣化は見受けられないとのこと。

  • 防水スプレー:1年生と3年生の梅雨時に1回散布した程度
  • 保湿クリーム:入学前に1週間間隔で3回程度+3年生くらいの夏休みに1回だけ
  • 雨天の乾拭き:0回
  • 入学前に買い揃えた「保湿クリーム」「防水スプレー」は卒業までになくなる気配は皆無

もちろん当の本人はこの素晴らしいランドセルの価値など微塵も感じておらず、大切に扱おうなんて気持ちはさっぱり見受けられません。
親(編集部員)からも、特別なランドセルであることを伝えていないようなので仕方ありません。
実際に伝えたところで興味がないだろうから、この先も伝えるつもりはないようです。

メンテンスのこと考え過ぎないで

花子ちゃん

メンテナンス性のことは深く考え過ぎないで!

せっかくデザインが気に入っても、後先のメンテナンスの負担ばかりが脳裏をよぎってしまい購入の最終決断に悩まれている方々に、決して推奨は出来ませんが「こんな扱いも、まぁありかな?」という現実だけでもお伝えできればと思います。

最高のメンテナンスを施していれば、6年後には最高にいい味のあるランドセルに成長することだと思います。
だけど、最高のメンテナンスどころか、当編集部員のようにほとんど放置状態のメンテナンスフリーでも、5年間で劣化もない素敵なランドセルに近づいてます。

最終的な仕上がりはメンテナンスを順守したものには敵わないかもしれません。
それでも本人や家族が気に入って手に入れたランドセル、その傷や汚れも成長の証であることは間違いありません。

クラリーノに代表される『人工皮革』ランドセルの技術は半端ではなく、6年経っても一目で購入時との差が感じられない程です。
それに引き換え、6年後には明らかな違いを見せてくれる「非防水性の非実用性ランドセル」この魅力と思い出は、最新技術を持っても太刀打ちできない宝物になることは間違いありません。

【2022年4月入学】No.53 ヌメ革 キャメル 【2022年4月入学】No.53 ヌメ革 キャメル 【2022年4月入学】No.54 SHAPE サーブルベージュ 【2022年4月入学】No.54 SHAPE サーブルベージュ 【2022年4月入学】No.55 SHAPE シアーブラック 【2022年4月入学】No.55 SHAPE シアーブラック 【2022年4月入学】No.56 SHAPE ネーフルブラウン 【2022年4月入学】No.56 SHAPE ネーフルブラウン